交 通


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ワルシャワ渋滞情報用のライブカメラ
(地図上の矢印をクリック)





市内の回りかた

 最初にキオスクを探し、市電(トラム)・バス・地下鉄共通のチケットを買う。市電やバスの車内で運転手からも購入できるが一枚につき0.6zl高くなる。ただし、「特別の場合」(たとえばバス・市電が定刻より3分以上遅れている場合など)は、販売をしてくれないことがあるので注意すること。ほとんどのキオスクは土曜午後と日曜は休み。市内地図「Plan Miasta(プラン・ミャスタ)」には、市内のバス、市電の路線が詳しく表示されている。

(2005.08.18現在)



交通安全

 ポーランドは、自動車も歩行者も右側通行。自転車は基本的に車道を走る。エスカレーターは右側に立つ。
 ポーランドでは次第に歩行者優先が定着しつつあるが、日本と比較するとまだまだ車優先社会である。市内でも100kmを超えるスピードで疾走する車が多いので、信号のない横断歩道では、必ず左右を良く確認すること。また、赤信号でも右折できる交差点が多いので、歩行者は注意が必要。
 横断歩道以外の場所で道路を横断してはねられた場合、「運転者の前方不注意」ではなく「歩行者の交通法規違反」になり損害賠償請求ができない。
 ワルシャワの交通事故は非常に多い。交通事故の60%は、歩行者をはねる事故。その内、車が60km以上のスピードを出していた場合、歩行者の死亡率は85%である。こうした現状を背景に、2000年9月18日から、市内中心部の制限速度を50km(ただし幹線道路は60km)に抑えられたが、実際にはあまり守られていない。いずれにせよ市内を歩くときは、自動車に十分注意すること。

(2005.08.18現在)



公共交通機関 

 ワルシャワ市内はバス(autobus)と市電(tramwaj)が網の目のように走っている。地下鉄(metro)は1995年春、ワルシャワ南部のカバティ(Kabaty)よりポリテフニカ(Politechnika)間での区間が開通し、現在グダンスク駅(Dworzec Gdanski)まで路線が延びている。この路線は北に向かって延長工事中。乗車券はバス、市電、地下鉄とも共通で、一回の乗車につき乗車券一枚(2.4zl)が必要である。学生は半額の1.2zl、4歳以下の子供は無料。バス・市電には動物(飼い犬等)、自転車を乗せてもよい。ただし、混雑時は遠慮する事。乗り換える場合は、新たにチケットを切る。

(2005.08.01現在)


バス・市電の乗り方

 地図で市電、バスの路線を確認する。二桁の番号は市電で、三桁の番号及びアルファベット一文字はバスである(600番台は深夜路線で、23時〜5時に運行される。深夜路線は値段が変わる)。
 市電の駅はだいたい道の中央にあり、ホームはそれぞれ進行方向によって違う。場所によって二つのホームが交差点をはさんで離れていることがあるので慣れるまで少しわかりにくい。なお市電の駅やバス停の場所は市販の地図に表示されていない。
 市電の駅やバス停にはとおっている路線の番号と時刻表が表示してある。ほとんど時刻表に正確である。
 乗車したら乗降口近くに黄色い自動検札器が設置されているので。下方の赤い部分にチケットを差し込む。チケットの裏側に自動的に日時などが印字され、検札される。ときどき検査官が乗ってきて、チッケットの提示を求められるので降りるまでなくさないこと。
 有効な乗車券を持っていないと120zlの罰金が課せられる。





市電(トランバイ)






市バス(アウトブス)




自動検札器(下方の赤い部分にチケットを差し込む)




(市電・バス・地下鉄共通乗車券 2.4zl--2005.08.18現在)


 このほか、市交通局窓口等で、1日乗車券(bilet dobowy - 7.2zl)、3日乗車券(bilet 3 dniowy - 12zl)、1週間乗車券(bilet tygodniowy - 24zl)などが購入できる。

便利な路線(=スリの多い路線):
 バス175番: 空港と中央を結ぶ路線で、マリオットホテル、中央駅、ノボテルホテル/ポローニア・パレスホテル、新世界通り、ブリストルホテル、エウロペイスキホテル、旧市街(王宮)などを通る。外国人がよく利用するので、一番スリの多い路線。




 バス180番: ポヴォンスキ墓地、ユダヤ人墓地、旧市街(王宮)、ワジェンキ公園、などを通りヴィラヌフ宮殿に至る、いわゆる「ロイヤルロード」を走る。この路線を使えば、200円足らず(1日乗車券)でワルシャワの主要な名所をほとんどカバーすることができる。この路線でもスリ出没するので注意が必要。



(2004.08.18現在)



地下鉄の乗り方

 乗車券は、バス・市電と共通である。自動改札機にチケットを差し込んで改札しホームにはいる。地下鉄は、各駅のホームに監視カメラがあるなどセキューリティがしっかりしていて安全。平日−3〜5分に1本(7:00-21:00)、土・日・祝日−5〜6分に1本。



地下鉄の入り口。赤い部分にチケットを差し込む




地下鉄の車内




地下鉄の路線




地下鉄の駅名

左(南=カバティ方面)より右(北=ムウォチニィ方面へ): カバティ−(1分)−ナトリン−(2分)−イミェリン−(1分)−ストクウォシィ−(1分)−ウルシヌフ−(2分)−スウジェフ−(1分)−ヴィラノフスカ−(1分)−ヴィエジブノ−(2分)−ラツワヴィツカ−(2分)−ポーレ・モコトフスキエ−(2分)−ポリテフニカ−(2分)−ツェントリウム(中央駅)−(1分)−シフェントクシスカ−(2分)−ラトシュ−(2分)−ドヴォジェツ・グダンスキ−(2分)−プラツ・ヴィルソナ---マリモント(以下、工事中・工事予定)---パルク・カスカダ---ビェラニィ---ヴァヴジシェフ---ムウォチニィ

カバティからプラツ・ヴィルソナまで約25分


(2005.08.18現在)




地下鉄試乗記

 この夏ワルシャワに着くなり、1995年の上旬に開通した話題の地下鉄に、何はともあれ早速乗ってみた。駅は非常に清潔で、常時監視カメラがまわっており、警備員もよく巡回しているので、全く危険は感じない。料金は、乗ってから降りるまで80gr(約30円。ただし、1995年現在)で、切符はキオスクで買える普通の市電・バスのチケットと共通である。ただしチケットのMと書いてある方を切る。切符を切る場所は、電車の中ではなく、駅のホームの入り口なので要注意。うっかりホームまで歩いていくと、ときどき見回りに来る検札官に無賃乗車と間違われることがある(注: 現在は自動改札機がついている)。
 地下鉄はまだ中央まで通っていない。Pl. Konstytucjiの先まで市電かバスで行って、その近くのPolitechnikaの駅から乗る。通勤では、中央に出るまで結局途中で地下鉄から市電やバスに乗り換えなくてはならない。したがって、チケットは同日中であれば、Mの側を切ったチケットでもNの側をもう一度使える。つまり1枚の切符で乗り継ぎが可能になる(注: 現在はグダンスク駅まで地下鉄が通っており、一枚のチケットでバスと地下鉄を乗り継ぐことはできない)。
 地下鉄の車両はかなり以前に契約したロシア製のもので、最新のものではないが、やはり地下鉄は速い。バスで1時間はかかる南の大規模団地Ursynowまで15分足らずで到着する。
 客層は比較的若い人が多い。新しい団地にフラットを買える比較的収入のいいミドルクラスが多く利用するからだ。終点のKabatyまで行くとさすがにワルシャワのはずれという感じがするが、ここまでわずか30分足らずであることを考えると、ここもあっという間に住宅地になってしまうのだろう。
 現在は文化科学宮殿のあたりで工事が進んでいる。しかし、中央まで通るにはまだ数年かかると思われる(2004年8月現在で、Dworzec Ganskiまで路線が延長されている)。

(日ポ協会『ヴィスワ』第13号 1995年12月29日発行より)




市電の話

 ワルシャワの市電の歴史は、100年ほど前に一両の客車を馬で引いた極シンプルかつナチュラルなもので始まった。その後、電気の実用化と共に、電気で走る、いわゆる市電へと変わっていった。現在、当時の車両は観光者向けに市内をまわっている。さて、市民が現在利用している市電は、第二次世界大戦後からおなじスタイルで、その車両には「ベルムット」という呼び名が付けられている。これは、戦後のドイツ大統領ベルムット=コールからとられたものである。というのも、大戦中、ドイツ軍によってワルシャワの街はことごとく破壊された。もちろん市電の車両もである。
 戦争が終わり、街の復興を願う市民にとって、市電の再開は切実な思いであった。そこで当時のソ連はこう提案したのである。「破壊したのはドイツだ、ベルリンから車両を持って来ればいい」と。そして今年(1996年)、ワルシャワ遷都400周年を記念して、ベルリン市はワルシャワ市に、最新式の市電を一両貸してくれた。一年という期限付きである。その最新式の車両は36号線として、ワルシャワの南北を結んでいる。

このコラム: 佐藤佳織、モニカ・シホルスカ編集 (『ワルシャワ・ツーリスト・ガイド』より)


定期カード

 一部のキオスクや郵便局で定期カードが購入できる。郵便局や地下鉄の入り口では、自動期間延長機でカードの延長補充が可能。1ヶ月の普通券は66zl、学生は半額の33zl。定期カードで市内すべての市電、バス、地下鉄に乗車できる(急行バス、夜間バスを含む)。



定期券




地下鉄ではは自動改札機に定期券をかざすだけ




定期券の自動期間延長機


(2005.08.18現在)


ワルシャワ中央駅

案内: PKP Intercity(EC, IC, EXのチケットのみ)のお客様サービスセンターが中央駅一階にオープンしました。旅行代理店風の内装で、英語でも問題なく注文ができる 質の高いサービス提供を目指しているようです。
駅タクシー: いままでのMPT(91-91)に代わって、SAWA(644-44-44)とELE(811-11-11)がワルシャワ中央駅との契約タクシー会社になり、SAWAは北側出口(ホリデイイン側)、ELEは南側出口(マリオット側)に設置されたそれぞれの専用のりばに常駐しています。

(森田耕司・ポーランド科学アカデミー助教授 2005.01.07)



中央駅



タクシー

 一時は悪評高かったワルシャワのタクシー事情、無線タクシーの隆盛で改善された。電話番号「919」または「9621-9629」で気軽に呼べるタクシーは、今や過当競争に近く、初乗り5zl(一定距離を過ぎると1kmごとに2zl)と相当安くなった。ぼられたと言う話も聞かない。電話をすると自宅へはもちろん街中のどこでも送迎可(送迎料金は無料)。電話で呼べない場合は待ちの随所にあるタクシー乗り場のタクシーを。無線よりは高いが、悪質ではない。高級ホテル前のタクシーも同様。注意が必要なのは王宮広場前や終演後のオペラ座前、オケンチェ空港、ワルシャワ中央駅などにたむろしている個人タクシー。乗らないことを強くお勧めする。チップは荷物がなければ必要ない。
 すべてのタクシーにメーターがついている。料金メーターは3段階ある。「1」は平日の昼間、「2」は平日の夜間と日曜の昼間、「3」は日曜の夜間。料金の横にこの数字が表示される。簡単な料金表(初乗り5zl、一定距離を過ぎると1kmごとに2zl)は後部座席の窓にステッカーとして貼ってある。このステッカーがあることを必ず確かめて乗ること。
 変わったところでは、自分が乗らずに荷物だけ運んでもらったり、簡単な引っ越しにトラックを頼むこともできる。

主なラジオタクシー:
 

MPT Taxi 919 (昔からある老舗のタクシー会社)
Super Taxi 96-22
Super-2 Taxi 96-61
Taxi Plus 96-21
Sawa Taxi 6444444 (車はすべてベンツ)

(2004.08.18現在)



白タクの見分け方:
 通常、ベンツなどの高級車で、「TAXI」という表示はあるが会社名や電話番号などの大きな表示がない。いかにも恐そうな大柄の運転手が多い。後部座席の窓に外から確認できるように張ってある料金表がないか、または極端に高い料金が表示してある。空港、中央駅、旧市街などでは、このようなタクシーが数台まとまって停まっていることが多い。
 乗ってしまってから白タクと気づいた場合、すぐに「降ります」といって降りればよい。暴力などの危害を加えられることはまずない。

(2005.08.18)




自家用車

日ポ間運転免許試験の一部又は全部の相互免除: これまで、日本とポーランドは異なる国際条約に加盟してきましたので、運転免許試験の相互免除が行われていませんでした。このほどようやく両国の合意がまとまり、2004年5月31日から試験が免除されることになりました。

  1. ポーランドで運転したい日本人:
     ポーランドの免許証発行には、ポーランド当局に日本の免許証を預ける必要があります。これは全EU諸国共通の措置です。翻訳は、誰の作成のものを有効とするかが最終的に決まっていませんが、5月31日までに決定されます。いずれにしても、翻訳はポーランドで出来ます。
  2. 日本で運転したいポーランド人:
     協定は基本的に相互に同じ扱いですが、実質的な対応はまだ決まっていません。現在は、ポーランドで取得した国際免許証を提示して日本で運転することやレンタカーを借りることはできません。

「運転免許試験の一部又は全部の相互免除に関する日本国政府とポーランド共和国政府との間の交換公文の署名について」(外務省HP)

「日・ポ間の運転免許相互試験免除」(在ポーランド日本国大使館HP)

駐日ポーランド共和国大使館は、対応を調整中

(2005.08.18)


国際免許証: 現在、正式には日本で取得した国際免許証でポーランド国内を走ることはできない。2004年5月31日より、国際免許証で1年間は運転できるようになる予定だが、詳細がわかり次第掲載。

(参考) 自動車の入手: 新車の場合は各ディーラー、中古車は中古車屋で買えるが、中古車に信頼性が低く(品質の他、盗品の場合もある)、日本と同程度の予算は覚悟した方がよい。知人から譲ってもらえれば一番お得。

保険: 保険会社はいくつかあるが、倒産の可能性を考えるとWARTAが今のところいちばん安心か。ul. Nowy Swiat 60(TEL 825-25-28)などに営業所あり。保険の種類は強制と任意がある。保険料は日本より高い。強制保険は事故を起こした際の相手方への補償で、保険会社への請求は相手方が直接行うのが日本と違う点。任意保険は自分の車に対して掛ける。盗難が多いお国柄、アラーム装置などを設置しなければ保険に加入できない。古い車ほど保険料が高くなるのは不思議な感じ。

交通法規: まちがえやすい点は二つ。(1)交差点での右側優先。交差点では右側からくる車に優先権がある。ただし、優先標識(ひし形で中が黄色)があれば優先。逆三角で中が黄色の非優先標識が出ていれば、非優先となる。(2)信号のないロータリーは原則として出る車、回る車、入る車の順で優先。回る車は内側、出る車は外側を走るのだが、車が多いとこれが結構難しい。またロータリーを出るときは、車がきていなければ赤信号でも進んでよい。
 運転は荒いのでくれぐれもご注意下さい。
 なお、11月1日から3月31日の間は、日中でもライトをつけて運転しないと罰金を取られる。

ガソリンスタンド: ガソリンは98、無鉛98、無鉛95、94の4種類があり、数字が大きい方がグレードも値段も高い。98でリッター1.8zlくらい。入れたい種類のガソリンのタンクの前に車を止め、タンクの上に付いている緑ランプが付いていることを確認して、自分で給油する。赤ランプなら、しばらくお待ちを。メーターに料金も表示されている。支払いは給油したタンクの番号を支払い窓口(Kasa)で払う。最近できた郊外の大きなスタンドでは、係員に入れてもらえるところもある。値段はどの店もほとんど変わらない。ガソリンスタンドではこのほか、アイロンがけに欠かせない精製水や、冬のドライブの必需品の霜取りなども売っている。雪払いブラシは雑貨屋で。

(坂川祐美子・日本大使館専門調査員 1994.07)

(1997.08.01、1999.09.25、2004.05.01 修正・追補)



パーキングメーター: 1999年夏に、ワルシャワ中央のほとんどの道にパーキングメーター(parkometr)が取りつけられた。路上駐車する際は、必ず近くのパーキングメーターでチケットを買い、フロントガラスの内側に外から見えるように置いておくこと。

(1999.09.25)




中古車の買い方・登録方法

 中古車専門店、新聞広告、雑誌で購入すると盗難車、担保になっている車、共同所有の車である危険性があるので、自動車販売代理店で扱っている中古車を購入するほうが安心である。
 参考のため登録方法は以下のとおりである(1994年5月に Polmozbytで購入した例)。

中古車購入: 売買契約書、保険関係書類、登録証等が渡される。

登録: 購入から2週間以内に以下の場所で車の登録をする。必要書類は上記の書類の他、パスポート、ビザ、住民登録証。
 購入者が住んでいる地区の税務署(Urzad Skarbowy)に行く。Mokotowの場合は、
Urzad Skarbowy ul. Wynalazek 3, tel. 43-86-51〜9

 まずここで売買契約書に証明の裏書きをしてもらう(料金は車の市場価格の2%)。ここは高額取引に関する書類を扱っているので混んでいることが多い。受付時間が決まっているので注意が必要。

 次に、ワルシャワ市交通局(Urzad Wojewodzki Wydzial Komunikacji w Warszawie ul. Floria ska 10)へ購入した車に付いていたナンバープレートをはずして書類と一緒に持っていき、新しいナンバープレートの申請をする(要: ナンバープレート代、手数料込みで19zl)。
 次の日に登録証(dowod rejestracyjny pojazdu)と新しいナンバープレートを交付してくれる。

保険加入: 自動車販売代理店内に保険会社(Warta)のカウンターがあるのでここで加入する。

(藤井和夫・ワルシャワ大学研究留学 1994.07)

(1997.08.01 修正・追補)