
通信環境・パソコン
COPYRIGHT 1999-2003 by Masahiro Taguchi & Megumi Yagi

パソコンの接続
モデム・プラグアダプター:
日本国内で購入したモデムは、ポーランドではプラグアダプター(Adapter telefoniczny)をつければ電話の差込口に接続でき、正常に動作する。差し込みの型は日本と異なるが、プラグアダプターはワルシャワの電話を扱っている電気店で購入できる(左画像参照)。最近は日本と同じ差し込み口を取り付けるところが増えてきたので、現地で差し込み口の形を確認し、旧式の場合はプラグアダプターを購入するとよい。
- 日本でのプラグアダプター購入: 「世界各国電話回線アダプター」などの名称で、大型パソコンショップや空港で販売されている。例えば次の製品がある。
*名称: 世界各国電話回線アダプター
*型番: NB00-15(ロシア/ポーランド/ブルガリア)
*価格: 980円(名古屋グッドウィル)
*販売元: (株)デバイスネット
(山内隆文・名古屋学院大学 1999.08.10)
電源:
ポーランドの電圧は220V(周波数50Hz)で、プラグはC型(C-2含む)である。日本のパソコンを接続するには変圧器が必要である。ワルシャワの通常の電気店には220V→100Vの変圧器は置いていないので、日本から持ってきた方がよい(3000〜8000円)。変圧器を買えば、通常プラグアダプターはついてくる(左画像参照)。日本の大型電気店等でプラグアダプターのみを購入することもできる。
ポーランドの家庭で使用する場合、実際に電圧は220Vより10〜15V低めであることがある。また、地区によっては電圧が5〜10V程度の幅で周期的に変動する場合があるが、通常のパソコン使用にあたっては問題ない。また、急激な電圧の変化をカットするサージ・ストリップ(surge strip = Filtr ochronny przeciwprzepieciowy)を併用すると良い(2000円程度)。

日本仕様のパソコンがポーランドの電源、電話引き込みラインに接続された状態
日本語サポート:
日本語版のOS(例えばWindows)をインストールしたパソコンから行う日本語によるメール・添付ファイルの送受信は、相手も同じく日本語をサポートしたパソコンを使っていれば、通常文字化けすることなく行うことができる。
(1999.10.01)

インターネット接続・メール送受信
ポーランドでホームページを見たりメールの交換をしたい場合は、次の方法がある。利用頻度や滞在期間に応じて最適の方法を選択するとよい。
- インターネットカフェの利用: インターネットカフェを利用すると、日本語のホームページを閲覧したり、日本語でメールのやりとりができる。
インターネットカフェは、ワルシャワ市内に数多く存在する。利用に当たっては、次の点に注意:
- インターネットのブラウザで利用できる「ウェブメール」で無料のメールアドレスを、前もって取得しておくこと。利点は、プロバイダーと契約したりパソコンを持ち歩いたりする必要がないこと、世界中の何処にいるときでも同じアドレスを継続して使えること。もちろん、現地で「ウェブメール」を登録することもできる。通常は、簡単な設定で「ウェブメール」から、自分が契約しているプロバイダに届いているメールを読みに行くこともできる。
- ポーランドのインターネットカフェでは日本語をサポートしていないところが多いので、その場合日本語のホームページが閲覧できず、メールの交換も英語かローマ字になる(下段の「Webベースの無料電子メール」参照)。受付で、必ず日本語環境がサポートされているか確かめること。なお、ファイルの添付はできる場合が多いので、自分のパソコンを携帯しているときは、日本語のメールを前もってテキストファイルで作成しフロッピーに入れておき、それをメールに添付するという方法もある。
- ワルシャワ中央駅の周辺に、24時間営業のインターネットカフェが数多くあるが、特に深夜は治安があまり良くないので、極力利用しない方がよい。
推奨するインターネットカフェ Internet C@fe ul. Nowy Swiat 18/20
- 特徴:
- 営業時間は10:00-23:00(土・日は22:00まで)
- 市内の中心にあり、治安がよく、営業時間が長い。
- ほとんどのPCで日本語入力が可能で、店のスタッフも外国人慣れしている。
- 台数は多くはなく、混雑している場合がある。
- プリントアウト、スキャン、CDバーニングも行なっている。
- 店名の「カフェ(Cafe)」の「a」は「@(アットマーク)」。
- 料金:
| 10:00-18:00 | 15分:2ズウォティ、 | 30分:4ズウォティ、 | 1時間:6ズウォティ。 |
| 18:00以降〜閉店 | 15分:1.5ズウォティ、 | 30分:3ズウォティ、 | 1時間:5ズウォティ。 |

(左)道路を挟んで反対側の二階建ての建物 (右)ちょうど女性が出てきているところが入り口です
al. Jerozolimskieからul. Nowy Swiatに入ってすぐ(進行方向右側=東側の並び)。
主なウェブメールサービス
Yahoo!メール
gooフリーメール
MSN Hotmail
その他のインターネットカフェ:
Casablanca (ul. Krakowskie Przedmiescie 4/6)
Relax Internet Cafe (ul. Piekna)
Silverzone (ul. Pulawska 21/29 Silver Screen Cinemas)
(2003.09.06)
- ポーランド国内のフリーアクセスポイント利用: ポーランド通信会社(TELEKOMUNIKACJA POLSKA SA: TPSA)やOnetが全国どこからかけても安い通話料金で接続できるサーバーを設けている。プロバイダ契約は必要ない。だいたい1回でつながる。料金は3分0.34zl(8:00-18:00)、6分0.34zl(18:00-8:00)、(2004.08現在)。個人宅の電話機の場合、接続料金はその電話の電話料金に加算される。一部の公衆電話からも接続可能。
このアクセスポイントを使った場合、インターネットにはそのまま接続されるので、メールの交換を始めホームページを見たりウェブメール(双方のパソコンが日本語をサポートしていれば、日本語のやり取り可)を使ったりできる。
通常のメール送受信は、TPSAまたはONETを経由して日本で契約しているプロバイダのメールサーバーにアクセスすることになる。日本で設定していた「メールとニュースの設定」は変更する必要がない。ただし、プロバイダーによっては、他のプロバイダを経由してメールを読みに行くのは許可するが、メールの送信を行うことを拒否している場合があるので注意が必要。この場合、送信はウェブメールを利用するとよい。
TPSAに接続するには、次の設定が必要。
- 電話番号 0202122 (全国共通)
- ユーザー名: ppp
- パスワード: ppp
ONETに接続するには、次の設定が必要。
- 電話番号 0209580 (全国共通)
- ユーザー名: ppp
- パスワード: ppp
(TPSAの詳細)
「TCP/IP設定」でネームサーバーアドレスの指定が必要な場合
- プライマリDSN 194.204.159.1
- セカンダリDSN 194.204.152.34
IPアドレスは接続する度に変化する(動的に割り当てられる)。ワルシャワの場合は次の通り。
- ポーランドのプロバイダ利用: 「Onet」、「Polbox」、「Super Media」をはじめとして、多くのプロバイダがある。月額40-60zl程度。無料E-mail/WWWアカウントアカウントを提供する大手プロバイダもある(例えば「free polbox.pl」)。
例えばSuper Mediaの場合、手続きは次の通りである:
Super Mediaの事務所に行って手続きを行う。その際必要なものは、パスポートと自宅の電話番号、および加入料・第1回目の接続料金月額(110zl程度)である。すぐに手続きが完了し、ユーザ名、パスワードが交付される。手頃なMacr56プランで加入料49zl、月額(時間制限なし)43zl(2001.08現在)。
Super Media ul. Senatorska 13/15, 00-075 Warszawa TEL 829-65-86
(ul. Miodowaからul. Senatorskaに入ってすぐ左に弧を描いた形のPalac Prymasowskiがある。その建物の向かって左側の翼に入り口がある。)
- 国際(グローバル)ローミングを利用: ポーランドにアクセスポイントがあるプロバイダと自分の契約しているプロバイダの間でローミング(相互融通接続)が可能な場合、現地で新たにプロバイダに加入する手間が省ける、日本で使っているメールアドレスをそのまま継続して利用できるなどの利点がある。ポーランドにアクセスポイントを置く業者との国際ローミングが可能かどうかは、自分の加入しているプロバイダに尋ねること(例えば、GRICコミュニケーションズ参照)。国際ローミングは、(市内)電話接続料金の他、通常5-30円/分のローミング利用料金が課金される。
例えば日本でAOLと契約すると、AOL Globalnetを通じて国際ローミングができる。AOL Globalnetはビャウィストック、ビドゴシチ、グダンスク、カトヴィツェ、クラクフ、ウッチ、ルブリン、オルシチン、ポズナン、ジェシュフ、シュチェチン、ワルシャワ、ヴロツワフにアクセスポイントを持っている。
AOLは登録後1ヶ月以内であれば100時間まで無料。1ヶ月の基本料金(税別)は、3時間プラン(3時間まで980円)、15時間プラン(15時間まで1900円)、150時間プラン(150時間まで2980円)、使い放題(4800円)などがある。上記の時間を超えると1分ごとに8円の追加利用料金(税別)が加算される。入会金は無料。このほか、ポーランドからAOL Globalnet経由でAOLネットワークにアクセスすると別途の国際ローミング料金(12.5円)が加算される。
また、AT&Tワールドネットサービスはワルシャワとポズナン、グダンスク、ヴロツワフ、グリヴィツェにアクセスポイントを持っている。月額利用料金2000円(月額固定制、ただし初回は3000円)。この月額利用料金の他、1分間20円の国際ローミング料金が加算される。
AT&Tアクセスポイント検索
なお、So-netの場合、ベーシックサービスなら各利用コース・利用時間に基づいた料金となり、海外ローミングサービス用に利用料金はかからない。海外からの接続も国内での利用と同じ扱いになる。ポーランドのアクセスポイントは、So-netアクセスポイント検索参照。
- 国際電話でアクセス: 日本でプロバイダーとの契約が継続している場合は、回線を接続する際に国際電話の番号に書き換え、国際回線で接続する。旅行者が短いメールのやり取りをするには便利だが、長時間のネットサーフィンには不向き。
- まず、国際回線の番号「0081」を加える。次に、日本で市内のアクセスポイントに接続していた場合は、市外局番を先頭の「0」を取って書き加える。市外のアクセスポイントに接続していた場合は、先頭の「0」を取る。
- たとえば都内で「555-5555」にアクセスしていたとすると、「0 081 3 555 5555」と書き換える。
- ホテルからの接続: 最近は、部屋の電話回線にモデムを接続することができるホテルが増えてきた。例えばマリオット・ホテル。レセプションでプラグアダプターを借りて、部屋から接続することができる。また、ホリデーインホテルでは、各部屋に日本と同じ形のモジュラージャックがついており、日本から持ってきたパソコンがそのまま接続できる(ただし電源は220V)。無料プロバイダのTPSAに接続する方法が書かれた説明書も、英語で備え付けてある。
- ブリストル・ホテルでは各室にファクシミリマシンがあり、とても便利です。パソコン通信用のアダプターはホテルに相談して借りることができるとのことでした。ホテルにて e-mail 受信可能、ホテルに申し出てホテルのアドレスに着信するメールを受信するものです。勿論ビジネスセンターもあり PC を借用できます。このようにパソコンや通信の環境は整っていて、ビジネスには申し分のないホテルです(吉岡征夫・JSR 1999.10.18)。
(2004.08.22)

Webベースの無料電子メール
Webベースの電子メール(ウェブメール)を使うと、インターネットに接続されているコンピュータさえあれば、どこからでも電子メールの送受信を行うことができる。たとえば、自宅、職場、学校、インターネットカフェ、友人の家など、インターネットに接続できるコンピュータがある場所ならどこからでも電子メールの送受信を行うことができる。インターネットカフェは、ワルシャワ、クラクフなどの主要都市で利用することができる。なお、ポーランドのパソコンは、通常日本語がサポートされていないので、メールは英語等かローマ字で交換することになる。
日本でユーザー登録してから出かけても良いし、ポーランドのインターネットカフェ等で世界のMSNやYahoo!にアクセスして登録することもできる。通常、登録と同時に無料メールの利用が可能になる。
Yahoo! Mail
Yahoo! JapanのホームページからMy Yahoo!のページに入り、ユーザー登録をする(無料)。
goo フリーメール
goo フリーメールのホームページに入り、ユーザー登録をする(無料)。
MSN Hotmail
マイクロソフト「MSN Japan」のホームページから「無料メール」のページに入り、ユーザー登録をする(無料)。
*その他、free.polbox.pl、GeoCities等で無料のメールアカウントが設定できる。
(1999.5.10)

コンピュータと日本語メディア
参照: Ohtsuka's Home Page

ポーランド語でのE-mail送受信
参照: ワープロソフトでポーランド語を打つ
Computer & Internet in Poland

ポーランド語版OSと日本語版OSを1台のパソコンで使う
パソコンはOS(Operating System)と呼ばれる、パソコンのファイルやメモリ、ディスク、周辺機器、アプリケーションソフトなどを動かすための基本的なソフトをベースに動いている。OSには、Windows、Mac OS、Linuxなどがある。通常、1台のパソコンには1つのOSが搭載されているが、日本語版Windowsのソフトで文章を作成し、同時にまた日本語版Windows上で動かないポーランドのソフト(例えばCD-ROM版ポーランド百科事典)も使いたい場合、2つのOSを1台のパソコンに搭載しなくてはならない。そのためには、次の2つの方法がある。
Microsoft社のVirtual PC等を使う:
「Virtual PC」をインストールすると、たとえば1台のPCに日本語版Windowsとポーランド語版Windowsの両方をのせて、両方を立ち上げたまま簡単に切り替えを行いながら使用できる。ただし、互換性のあるOS(たとえば同じWindowsで異なったバージョンや異なった言語版)であることが要件。「システムコマンダー8(LIFEBOAT)」をインストールすると、異なったOS(例えばWindowsとLinux)の共存が可能。インストールやパーティションのサイズ変更も簡単にできる。
ハードディスク内をパーティションで区切って2つのOSをインストール:
パソコンのハードディスク内をパーティション(区画)で区切って2つのOSをインストールすることにより、1台のパソコンで両方を処理することができる。新たにパーティションを切るには、「PartitionMagic」、「Partition Commander」、「VirtualPartition」等のパーティション・エディタを使うと良い。また、2つ以上のOSを管理するためには、ブートマネージャー、ブートセレクターと呼ばれるソフトが必要だが、通常はパーティション・エディタを買えば、附属ソフトとしてついてくる。なお、2つ以上のOSをインストールする際、思わぬ不具合が生じることがあるので、パソコンにかなり精通した人のアドバイスを受けながら導入することが望ましい。

*世界の通信環境: 「海外通信マニュアル」
*旅先通信研究所『はじめての旅先通信2003』ソフトバンクパブリッシング、2003年、1980円。(ISBN4-7973-1904-6
)
*Computer & Internet in Poland
: パソコンを持ってポーランドを訪問、または長期訪問する日本人のためのHP。ポーランド語によるメールの送受信、無料アクセスポイント接続自動設定ソフトのダウンロードの方法、パソコン関係ポーランド語開設、ポーランドでパソコンを使う人が情報を交換する掲示板など、豊富な情報がある。
