ポーランド外国投資公社(PAIZ)
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外国貿易
貿易の拡大
ポーランドの貿易は、自由化政策の結果大きくな伸びを示している。1995年には輸出が前年比34.7%、輸入が32.8%の伸びを示した。また、1985年と比較すると、数量ベース(固定価格)で輸入が2.54倍、輸出が1.77倍の伸びを示している。1995年の輸入総額は290億4970万ドル、輸出総額は228億9490万ドルで、61億5480万ドルの赤字だった。
EUとの貿易拡大
ポーランドの貿易相手国は、体制転換後大きく変わった。1985年において、ポーランドの貿易に占める旧ソ連・東欧の割合は、輸入53.5%、輸出49.0%であった。しかし10年ほどの間に同地域との貿易は15%程度に縮小し、かわってEUとの貿易が急速に拡大した。1995年には、ポーランドの貿易に占めるEUの割合は、輸入64.7%、輸出70.0%である。
主要な貿易相手国は、輸入ではドイツ(24.9%)、イタリア(9.8%)、ロシア(6.6%)、イギリス(5.8%)、フランス(5.4%)、輸出ではドイツ(34.6%)、ロシア(6.8%)、イタリア(5.3%)、オランダ(4.8%)、フランス(4.4%)である(1996年1-9月)。旧社会主義諸国との貿易は一時低下したものの、最近になって再び増加傾向にある。旧ソ連地域への輸出は前年比63%、輸入は前年比32.9%増加した(1996年)。
中欧自由貿易協定(CEFTA)
中欧自由貿易協定(CEFTA)は1992年12月に締結され、翌1993年に発効した自由貿易協定である。現在、ポーランド、ハンガリー、チェコ、スロヴァキア、スロベニアの5カ国が加盟している。ポーランドの輸出入に占めるCEFTA諸国の割合は5%程度であるが、EU加盟に向けてこれらの諸国が足並みをそろえて貿易自由化を進め、加盟に向けて環境を整えていくという意味でその存在意義は大きい。
CEFTA諸国は、1997年に主要工業製品の関税を撤廃し、1998年には農産物の関税をさらに引き下げる予定である。
貿易構造
輸入の中で最も大きな割合を占めるのは電気機械工業製品で、輸入総額100億2110万ドル(1996年1-9月)、輸入全体の38.0%を占める。化学品、軽工業品がそれに続いている。主な輸入品目は、石油、合成原料・製品、自動車、医療品、コンピュータ関連機器などである。
輸出では、電気機械工業製品が全体の30.1%を占めており、輸出総額54億5370万ドル(1996年1-9月)に上っている。軽工業品、化学製品、木材・紙製品がそれに続いている。商品別では、衣料、石炭、家具、自動車、鋼板、銅製品、絶縁ケーブル・ワイヤーなどが主力品目である。
日本とポーランドの貿易
1995年の日本からの輸入総額は4億7860万ドルで、その約75%は電気機械製品である。また、輸出総額は4271万ドルで、輸入総額の10分の1以下にとどまっている。
体制転換以降、日本との貿易は拡大を続けてきたが、1991年をピークに再び減少した。しかし、1995年以降、再び回復基調にある。
日本からの輸入の中心は、VTR、乗用車などで、また、日本への輸出は、農産物・食品加工品(たらこ、羽毛、乳製品等)のほかガスタービン、電気モーター、工作機、アルミ合金、船舶機器、家具などがある。
関税
ポーランドの関税制度は、自由化の方向で精力的に整備が進められている。関税率は、(1)WTO加盟諸国対象の基本レート、(2)国際条約非加盟諸国対象レート、(3)発展途上諸国対象レート、(4)二国間または多国間国際条約(EU、CEFTA等)に基づくレート、のカテゴリーに分かれる。関税率は0%〜45%であるが、ほとんどの品目に対する関税率は15〜20%の間である。
近い将来予定されているEU加盟に向けて、対EU諸国との貿易自由化は今後さらに促進される。また、CEFTA諸国間の関税率は現在すべて0%になっているわけではないが、2002年の完全自由化を目指して整備が進められている。
(田口雅弘)


データ加工: 梅田芳穂、横田武重 (1999.01.31)
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