ポーランド外国投資公社(PAIZ)
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地域
ポーランドは豊かな天然資源に恵まれている。歴青炭の埋蔵量は約600億トンで、西南部地域(上シロンスク、下シロンスク−ヴァウブジフ)で多く産出される。褐炭の埋蔵量は約140億トンで、南西部のトゥロシュフ、コニン、トゥレック、ジェローナ・グーラに炭坑が広がっている。石油は南東部のクロスノ、ジェシュフ、タルヌフ県で産出されるが埋蔵量はそれほど多くない。、また天然ガス(埋蔵量推定1214億m3)も南東部で産出され、年間の国内消費量の3分の1程度を補っている。このほか、硫黄、銀銅、銅、亜鉛、スズ、鉄鉱石、岩塩などが産出される。岩塩の埋蔵量は約800億トンと推定されている。また、ポーランドの中央を流れるヴィスワ川やドイツとの国境を流れるオードラ川は水量豊かで、多くの工業都市がこれらの川の周辺に存在する。ヴィスワ川はポーランドに源流があり、ポーランド国内だけを流れてバルト海に至る1047kmの大河である。
ポーランドの諸都市はそれぞれが比較的独立しており、産業・文化の両面でそれぞれ特長を持っている。ポーランドの主要都市は添付の通りである。主に南西部に工業地帯が集中しており、東部、北部(グダンスク、シュチェチンは除く)は比較的工業化が遅れている。しかし、第2次世界大戦後の全国的な工業化政策で、北部・東部の工業は比較的速いテンポで成長している。
首都ワルシャワには、様々な産業が集中している。その中で、電気機械工業が伝統的に発達している。また、精密機械工業も盛んである。市内北部にはワルシャワ製鉄所が、東北部には自動車工場(FSO)が、また市外東部にはウルスス・トラクター工場などがある。体制転換以降はサービス産業が急速に拡大している。いうまでもなく、ワルシャワは商業、金融、情報の中心地である。
カトヴィツェは周辺に中規模の都市を多く抱え、全体でひとつの上シロンスク工業地帯(GOP)を形成している。この地方は、石炭をはじめとする豊富な天然資源に恵まれ、冶金、金属、化学、機械、精密機械などの産業が盛んである。さらにクラクフ周辺にもポーランドの基幹産業が集中している。カトヴィツェ製鉄所、センジミル製鉄所はこれらの地域の中心的存在である。カトヴィツェにはまた、経済特別指定地区が設置されている。
ポズナンは、毎年国際見本市が開催されることで有名である。ポズナンでは、ツェギェルスキ工場を中心とした船舶エンジン、その他の動力機関、工作機械の生産が盛んである。
ヴロツワフは、鉄道車両、電気・電子機械、金属、衣料、食品などの産業を持つ中堅都市である。
ウッジは古くからの繊維工業都市で、19世紀からこの地方の資本主義発展の中心であった。
グダンスク、グディニャ、シュチェチンの3港は、ポーランドにとって重要なバルト海への窓口である。中欧諸国でこれほど豊かな海への出口を有しているのはポーランドだけである。
農業、食品加工工業は全国に展開しているが、特に農業が盛んなのは中西部、中部、中東部である。第二次世界大戦後ポーランドに帰属した西部地域、ソ連から割譲された東北部を含む北部には旧国営農場が多く、中部、東部、南部には個人農が多い。中部は、ワルシャワやウッジなどの大都市での農産物需要に支えられ、野菜、花などの温室栽培も盛んである。ルブリン地方は良質の土壌に恵まれ農業生産に適している地方といえる。
(田口雅弘)
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