『チビクロの冒険』出版協力のお願い

1975から1978年までワルシャワに3年間滞在した経験のある阿部毅一郎氏が、当時の経験をもとに、可愛い子犬の「チビクロ」が、小学1年のミコちゃんや幼稚園児のひろしくんとととも、当時共産党政権下にあったポーランドで大活躍する物語『チビクロの冒険』の刊行を企画している。ファンタジーもユーモアもあり、大人も子どもも楽しめる内容だ。
この『チビクロの冒険』は2002年中頃に「(株)かんぽう」から出版される計画だが、注文出版方式なので、300部以上の申し込みがなければ出版は困難になる。2月末からホームページ上で予約受付が開始された。
受付のアドレスは下記の通り。
http://www.kanpo.net/chibikuro/
なお、『チビクロの冒険』は、著者のホームページの「童話の部屋」 、(株)かんぽうのホームページ、NTTドコモのiモード*の三カ所に全文掲載している
ので、誰でも自由に読むことができる。
http://www.linkclub.or.jp/~akybe/
iモードアドレス:http://www.kanpo.net/monogatari/

「著者の思い」
この「チビクロの冒険」は、わたしが1975年から3年間ポーランドに滞在した
経験を土台に、創作した童話です。
チビクロという黒い毛並みの愛らしい子犬 の目を通して、当時共産主義政権下
にあったポーランドでの日本人一家の生活ぶりをユーモアたっぷりに描いています。
滞在した当時、まだ幼かった子供たち(作品に登場するみこちゃんひろしくん
とほぼ同じ年齢)が、ポーランド時代を忘れないようにしてあげようとの親心
で書き始め、でき上がったところから、読み聞かせる形で作り上げたのですが、
妻子には幸い、好評を博しました。
しかし、内容的には、単なる家庭の実録的な記録ではなく、想像の羽を自由に
伸ばしてファンタジックなものに仕上っていますので、どなたにも(子供にも
大人にも)読んでいただける普遍性を持っております。
家族愛(人の家族だけではなく、動物の家族も含めての)、国の歴史と民族のか
かわり、冒険心・勇気 など、本書で取り上げたテーマは、現代の日本人にも、
きっと、共感をもって迎え入れていただけるでしょう。
いつかチャンスがあれば、是非出版したいと思 っていましたので、インターネット上に個人のHP(http://www.linkclub.or.jp/~akybe/)を開いたときにも、いの一番に収録しました。
チビクロという黒い毛並みの子犬には、わたしの犬という誠に愛すべき動物
への長年の思い入れや愛情のすべてが注がれています。
こんなかわいい犬がいて くれたら、と誰しも思い、たとえ、犬好きの人でなく
ても、きっと好きになっていただけるでしょう。
チビクロという犬のけなげさ・賢さ、ご主人一家の暖かい人間関係・困難にも
いつも余裕をもって立ち向かう姿・動物との心温まる交流ぶり、苦難の歴史の
中で貧しくてもゆとりを忘れずたくましく生きる親日家のポーランドの人々の生
き様、ポーランドの動物たち(犬、猫、馬、鳥など)の愛らしい営み、ポーラ
ンドの苦難の歴史と問題を抱える共産主義体制などについて、この作品から是非
とも、読みとっていただきたいのです。

「本の概要」
商社員の吉野ヤスオさんは、家族(妻のトモコさん、こどもの小学一年のみこ
ちゃん、二歳年下のひろしくん)を伴って、共産主義政権下のポーランドへ赴
任することになる。
黒い毛並みで小粒であることからチビクロと名付けた飼い犬を、日本においてい
くことにするが、
おさまらないのは、この本の語り手であ るチビクロである。主人一家の乗った
飛行機に潜り込み、ポーランドの首都ワルシャワへ来てしまう。
空港で主人一家とはぐれるが、空港の監視犬マーテック や、空港の近くに住む
プードルの雌犬アンナ、ボイテック一家などに助けられ、ご主人一家と無事巡り
会い、新居に一緒に住み始める。
しかも、それまでに、 チビクロは野良猫からポーランド語を習い、たちまちマ
スターし、通訳の役割さえ果たせるようになっており、ひろしくんが新居のすぐ
そばのポーランドの幼 稚園に入る際や、ホテルに食事に行ったとき、お手伝い
のユラさんと奥さんとの買物のときなどに、大活躍をする。
新居の地下室に大きな一人用の部屋を貰うが、地下室の秘密の通路に住むドブネ
ズミのロン一家とも知り合い、そこで第二次戦争中隠れ住んでいたユダヤ人 夫
婦がナチの軍隊に銃殺され、子供だけが生き延びたというような、ポーランドの
過酷な歴史も学ぶ。
その通路を伝わって、チビクロは、自由に外に出ること も出来るようになる。
家主のバランスキー一家と、スターレミヤストへ行き、中世そのままが残ったよ
うな町並みが、戦争で徹底的に破壊されたのを、戦後復 興したものであること
を聞かされる。
ご主人が会社の上司が日本から来るのを空港へ出迎える際に、一緒に行き、近くに住むアンナとも再会し、親交を深める。
グダンスクという港町にご主人一家の船荷が届いたので、取りに出かけ、得意の
鼻を使い、数多くの船荷の中からご主人一家のものを見つけだし、感謝される。
ある夜、テレパシーでアンナが救いを求めてるのに気づき、秘密の通路を通って
駆けつけ、愛を交わす。
船荷も届き、すっかり家らしくなった新居に、ご主人一家は、それまでお世話に
なった人を招き、大パーティを催す。
チビクロは、余興に得意の喉とご主人一家への感謝の歌を披露する。
その夜更け、パー ティのごちそうを、お世話になった動物仲間に届け、最後は
アンナのところへ行くと、アンナはなんとチビクロの子供6匹とともに迎える。
新しい家族ととも にチビクロはやすらかな一夜を過ごす。
以上
(2002.02.28)

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