


ワルシャワは現在人口約165万で、体制変革以降急速に拡大しつつある。交通の便はよく、市電、バスを使えば中央から市のはずれまで1時間以内で行くことができる。ただし、朝、午後のラッシュ時は中央で渋滞になることが多い。
ワルシャワは、ヴィスワ川をはさんで、東西に広がっている。ワルシャワは11の郡(gmina)から構成されており、ビスワ川を挟んで広がっているCentrumを残りの10郡が取り囲んでいる。首都機能のほとんどはCentrumの川の西側に集中している。治安は、郡によって格差がある。1994年1月から3月までの各旧地区(dzielnica)の犯罪件数は: Mokotow 3059件、Srodmiescie 2988件、Praga Pld.2881件、Praga Pln. 2795件、Wola 2257件、Ochota 1923件、Zoliborz 1833件。このうち自動車盗難件数は3200件で、とくにMokotow地区とPraga Pld.地区に頻発している。
家賃は、地区によって様々であるが、間借りで150〜300ドル、ワンルームのアパート(M-1)で300ドル〜500ドル、3部屋程度の家族用アパートで600〜1200ドル、一軒家で2000〜5000ドル程度である。最近は安全面を考慮して、一軒家より24時間警備付きのマンションの方が日本人の間で人気がある。
中央郡はつぎの7つの地区に分けられる。
シルドミェシチェ(Srodmiescie)地区は、ワルシャワの首都機能の中心で、国会、内閣、諸省庁をはじめとする官庁が集中し、またビジネスセンターやショッピングセンター、日本大使館もこの地区にある。ワルシャワ大学、ショパンアカデミー、ワルシャワ工科大学、ワルシャワ美術大学、ワルシャワ演劇大学などの諸大学をはじめ、ポーランド科学アカデミー、国立博物館、大劇場、フィルハーモニーなどの主要な学術・文化・芸術機関もこの地区に集まっている。貸アパートの物件は多いが、他の地区に比べて20〜30%割高である。また、交通の混雑する地域で、空気は良くない。
モコトゥフ(Mokotow)地区は、工場が少なく、環境の良い住宅地区である。ワルシャワ医科大学、ワルシャワ経済大学、ワルシャワ農業大学のほか、国立図書館がこの地区にある。また、日本人学校、アメリカンスクールをはじめ、外国人向けの機関、施設もこの地区に集まっている。日本人の多くはこの地区に住んでいる。モコトゥフ南部には巨大な団地群ウルシヌフ(Ursynow)が広がっている。また、Pulawska通りを中心にモコトゥフ地区南部からワルシャワ郊外にかけて新中産階層の高級住宅街が広がりつつある。1994年の末に、地下鉄が一部開業になる予定で、すでに試運転も行われている(ウルシヌフ地区南部のNatolinから中央に近いワルシャワ工科大学まで)。旧モコトゥフ地区の犯罪率が高いのは、この地区に高級住宅街が集中しているため。とくに狙われるような高級住宅に住まなければ心配はなく、環境はむしろ他の地区より良い。家賃は、比較的高め。
ジョリボシ(Zoliborz)地区にも、モコトゥフ地区同様、閑静な住宅地が多い。しかし、ビェラヌィ地区地区にはワルシャワ鉄鋼所があるため、鉄鋼所近くの空気はあまり良くない。ワルシャワ体育大学はこの地区にある。ビェラヌィ地区郊外の北西部にはカンピノフスキ公園(国立公園)が広がっている。家賃は幾分高め。
プラガ北(Praga Polnoc)地区、プラガ南(Praga Poludnie)地区は、場所によって環境がさまざまである。ヴィスワ川をはさんだシルドミェシチェ地区対岸のサスカ・ケンパ(Saska Kepa)は、古くからの高級住宅街である。また、アニン(Anin)、バベル(Wawer)、ラドシチ(Radosc)には、豪邸が建ち並ぶ。アニンに好んで住む日本人も多いが、これはこの地区の水が良いことがおもな理由である。しかし、ヴィスワ川の橋の数が少ないため、朝は橋のところで渋滞が起こる。この他の場所はあまり治安が良くなく、とくに理由がないかぎり外国人は住まない方がよいであろう。ヴァヴェル地区東の郊外にスターラ・ミウォスナ(Stara Milosna)を中心とした郊外型住宅地区が整備されつつあったが、旧体制下でのプランであったため、体制転換以降は大規模な開発が中断されている。
ボーラ(Wola)地区、オホタ(Ochota)地区は、古い工業地区で、地区内の工場で働く労働者が多く住んでいる。治安や生活環境は悪くない。ヴォーヒィ地区の南部には空港があるが、離発着が多くないのでとくに空港の横に住まなければ、騒音は気にならない。家賃は比較的安い。
(1997年8月1日現在)

各大学はそれぞれ学生寮を持っている。環境は様々だが、通常2〜3人部屋が多い。気のあった友人と一緒に申し込み、同じ部屋にしてもらうと良い。同じ学部の友人と生活するとポーランド語の習得は早い。ほとんどの学生寮はにぎやかで静かに落ちついて勉強できる環境にあるとはいえないが、寮生活から得るものも多い。いくつかの寮には食堂がついていて、3食ここでとることもできる。学生寮はどこも部屋不足で、申し込みが遅れると入れないことがある。ポーランド人学生で、入寮できず高いアパート暮らしを強いられている学生も多いので、まちがっても1人部屋にしてほしいなどと要求しないこと。寮の環境に不満なら、文句をいうより自分でアパートを借りることを検討した方がよいだろう。6月の学期末試験から9月の末までの夏休みの期間、ポーランド人は荷物をまとめて実家に帰り、学生寮はスチューデント・ホテルになるが、留学生はそのまま住める。留学が決まった際、ポーランド大使館を通じて学生寮への入居を希望すれば、ほとんどの場合受け入れられる。
研究者の場合、大学内または学生寮内などにあるゲスト・ルームまたはゲスト・ハウスを申し込むことができる。ただし、ゲスト・ルームをほとんどまたは全く持っていない大学もあるので、確認が必要。長期の場合は、個人で住居を借りた方が楽である。
留学生・研究者いずれの場合も、ワルシャワにつく前に予約しておいた方が良い。ワルシャワについたときは、各大学の国際交流課(Dzial Wspolpracy z Zagranica)にいって手続きをする。

(1997年8月1日現在)

ワルシャワの知り合いが家探しを手伝ってくれる場合は安心だが、そうした友人がいない場合は、不動産屋に家探しを頼む。新聞広告で家探しをする方法もあるが、貸主・借主双方が手続きになれておらず、トラブルが起こることが多い。また、不動産屋が個人を装って新聞広告で物件を出していることも多く、個人広告の2〜3割はこのケースである。
不動産屋はたくさんあり、良い不動産屋を見つけるのは難しい。大手だからといって信頼できるとは限らない。むしろ大手の方が、すでに入居者が決まった物件をいつまでも客に紹介し続けたり、物件の住所だけを客に渡して自分で回らせるなど、不親切である。一方、小さな不動産屋は、あやしげな業者も多いが、良い業者に当たると、車で1日中案内してくれる。
参照: アパート賃貸情報
(1997年8月1日現在)

まず重要なのは、大家と名乗る人物が本当にその物件の所有者であるかを確認することである。方法としては、電話帳(個人氏名別)で、大家と名乗る人物の名前とその物件の住所とが一致するかどうかを確認するのが手っ取り早い。応対者がまさに大家本人かどうかを確認するのは、契約の際、身分証明書の番号を契約書に記入するので、そこで確認できる。
賃貸住宅をめぐる問題の中で一番多いのは、大家とのトラブルである。ときどき、契約の変更(家賃値上げ)を事後にせまってきたり、勝手に部屋や家に入り込んだりする大家がいる。また、貸家(貸部屋)の使用についてうるさく注文をつけたり、設備(シャワー、湯わかし器、暖房設備等)の故障をなかなか直してくれなかったりすることがある。大家が複数(たとえば夫婦共有)の場合、大家同士の仲が悪いと問題が起きやすい。大家がどんな人か自分で会って確かめた方がよいであろう。とくに、古い家(古いアパート)の場合は設備がよく故障するので、修理は大家にお願いできるのか、また修理代は誰が負担するのかをよく確かめておくこと。
つぎに、家族で留学する場合には、家宅侵入盗難に注意しなければならない。とくに一軒家の場合は狙われる可能性が高い。窓に鉄格子が入っているか、玄関、地下扉に複数の鍵がついているか、などもチェックしたい。同じ建物に完全に仕切られた形で大家が住んでいる一軒家が一番安心して住める。
周辺の環境は、自分の足で回って確かめたり、ワルシャワに住んでいる日本人などに聞くと良い。中央地区、ワルシャワ鉄鋼所付近(北西部)、市内に何カ所かある発電所(褐炭を使っている)付近は空気が良くない。水は、アニンなど地下水をひいているところ以外はどこも良くない。水道管は鉄管のところが多く、古いところは水道水に赤錆が大量に混ざるので、この点もチェックしたい。
給湯・暖房はセントラル・ヒーティングのところ、自分の家にボイラー室があるところなど様々である。セントラル・ヒーティングの場合、夏の間パイプの交換で長期的に給湯が止まることがあるので、台所、バスに独立した給湯器がついているところが便利である。一軒家で独立したボイラー室がついている場合、冬場のガス代は月150〜400ドルかかる。
電話のない家に入り、あとから電話をいれるのは難しいので、はじめから電話がついているかどうかを確認すること。ファクスは電話回線につなぐだけでよく、特別な許可はいらない。
犬や猫などのペットを飼うことが禁止されているアパートはほとんどない。
(1997年8月1日現在)

家の探し方には、(1)すでに留学生を受け入れた経験のある大家、外国人留学生、帰る予定の友人などをとおして探す方法、(2)ワルシャワの新聞(Gazeta Wyborcza, Zycie Warszawy)にお金を払って広告を載せるか、または広告欄を見て直接電話する方法、(3)不動産屋に手数料を支払って探してもらう方法などがある。(3)の場合注意しなければいけないのは、ピアノなど楽器が弾けるかということを交渉してくれているか、値段その他の条件に食い違いはないかを確認すること。信用できない不動産屋もあるので要注意。ピアノなどを練習する場合、フラット(アパート)では近所の人の承諾が必要。法律的には、8:00〜22:00の間ピアノ等の楽器を弾くことができるが、近所の人の要請により制限される場合がある。戦前に建てられた一軒家および一部のフラットは壁が厚いので公共住宅アパートより苦情のでる可能性が少なく音楽留学生には望ましい。一軒家の場合、ワンフロア全部借りるか、または間借り(大家同居)になる。どうしても家に楽器がおけない場合は、学校の練習室を利用することになるが、練習室をキープするための競争が激しいので、家に自分の楽器があることが望ましい。
(梶山敦子・ショパン音楽院 1994.06)

賃貸の契約書は貸主(大家)と借主(借家人、間借人)との間で交わす(書式は様式を参照)。不動産屋を仲介した場合は、手数料(Prowizja)を不動産屋に支払う。通常、手数料は半月〜1カ月分。契約書の一般的な書式は様式を参照されたい。通常は不動産屋が契約書を準備するが、契約書にいれてもらいたい項目があれば率直に相談すること。通常ドル価格ベースで家賃(oplata za wynajem)の交渉が行われるが、契約書に記載される家賃はズウォティ表示になるので心づもりしておこう。
家賃の支払方法には、毎月定められた日までに翌月分を払う方法、3カ月ごとに支払う方法などがある。
敷金(kaucja)は、家賃滞納、損害賠償の担保として預けておく補償金で、通常1カ月分支払、解約時に払い戻しを受ける。敷金をとらない大家も多い。家賃にかかる付加価値税(VAT)は、大家が支払う。
家賃の他に共益費(czynsz)の支払を要求されることがある。Czynszは、しばしば「家賃」と訳されoplata za wynajemと混同されることが多いが、これは住宅協同組合アパートなどで暖房費、エレベーター、(各戸に水道メーターがついていない場合は)水道代、ゴミ収集・掃除費用を定められた金額で毎月支払うもので、日本でいう共益費にあたる(ポーランド人にとってみればいわゆる家賃だが、外国人が家を借りる場合は共益費と考えるとわかりやすいだろう)。通常これは大家が払うことになっている。
契約書は2部作成し貸主と借主が1部ずつ保管する。
(1997年8月1日現在)

賃貸住宅の場合、通常、家具・寝具・食器等はついている。足りない家具は買い足すとよい。冷蔵庫、洗濯機はついている場合が多い。テレビ、掃除機、電子レンジ等は電化製品専門店で購入できる。家族とともに留学する場合は冷凍庫、電子レンジがあると便利。
帰国の際は、新聞広告を出し中古品として売却することもできるが、面倒である。
(1997年8月1日現在)

家族とともに留学し、子供のためにピアノを借りたいという場合、「ショパン音楽院・ピアノ」の項を参考にされたい。また日本人のピアノ留学生や講師からレッスンを受けることも可能である。
(1997年8月1日現在)


U M O W A
o wynajecie lokalu o powierzchni 40 m2, mieszczacego sie w Warszawie przy ul. Marszalkowskiej 1 spisana w dniu 01.10. 1993 r. miedzy wlascicielem lokalu Jan Kowalski zam. ul. Pulawska 111 m. 14 nr. dow. osobistego DB8983483 zwanym dalej "Wynajmujacym" a Akiko Ando (Japonia) nr. paszp. BA 20087033 zwanym dalej "najemca " o tresci nastepujacej:
wynajmujacy najemca
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