
旅行の準備
COPYRIGHT 1994-2004 by Masahiro Taguchi & Megumi Yagi

ビザ
- 観光の場合、ビザは不要: 日本国の国民であって90日を超えない期間の滞在を意図してポーランドに入国を希望する者(ただし、その者がポーランドで就職し又は職業に従事する意図を持ってポーランドに入国を希望する者を除く)に対し、ビザ(査証)の取得が免除される。
- 商用の場合、ビザは不要: 商談、契約、取引、市場調査、その他のビジネスを目的としてポーランドに入国を希望する者に対し、ビザ(査証)の取得が免除される。
- 短期留学の場合、ビザは不要: 夏の語学コース、ピアノ講習会、サマースクール、その他の短期留学を目的としてポーランドに入国を希望する者に対し、ビザ(査証)の取得が免除される。
- 長期留学の場合、ビザは必要: 詳しくは「留学(赴任)」: 「留学(赴任)準備」参照。
- 就労目的の場合、ビザは必要: 就労目的でポーランドへの渡航を希望する者は、就労ビザを取得しなければならない。
就労ビザの申請の方法
まず、ポーランド側の雇用者と連絡を取り、雇用者から就労予定地を管轄する県労働局(Wojewodzki Urzad Pracy)に申請書を提出してもらい、労働許可証を取得する。この労働許可証の写しを添えて、就労ビザを申請する。
申請先:
ポーランド大使館領事部 〒153-0062 東京都目黒区三田2-13-5
最寄り駅: JR恵比寿駅・営団日比谷線恵比寿駅 (防衛庁技術研究所に向かって徒歩10分)
TEL 03-5794-7020(代表)
FAX 03-5794-7024
領事部TEL 03-5794-7040
窓口申請・受領時間: 平日 10:00-12:00(午前中のみ)
必要書類:
パスポート(残存有効期間は原則帰国予定時より3ヶ月以上。査証余白欄は見開き2ページ以上必要)
申請用紙(大使館においてある。本人ならその場で記入可)
(写真1枚貼付3.5×4cm)
就労予定地を管轄する県労働局の労働許可証(オリジナル)
会社からの推薦状(オリジナル)
緊急時のみ:料金3,750
郵送希望の場合は返信用封筒(簡易書留または書留料金を含む切手を貼付。郵送の場合、封筒のサイズ、重さにより郵便料金が違うので必ず郵便局で確認すること)
申請方法:
- A.上記の必要書類をそろえて、大使館に行き申請する(ビザ申請書は窓口に備え付けてあるので、その場でも記入できる)。
- B.郵送で申請する。
- 1.ビザ申請書(VISA APPLICATION FORM = KWESTIONARIUSZ WIZOWY)を大使館から取り寄せる。申請用紙に本人のサインがあれば代理申請、代理受領も可能。申請書取り寄せの手紙には、返信用封筒と80円切手(ただしビザ申請書2枚まで)または90円切手(ただしビザ申請書3〜4枚の場合)を同封し、住所、氏名を明記する。
- 2.上記の必要書類をそろえ、現金書留に申請料と必要書類、さらに返信用封筒と書留返信分の切手を同封し、大使館領事部に郵送する。
ビザ申請料:
| 就労ビザ申請料 | 無料 |
| ビザ緊急発行特別料金 | 3750円 |
パスポートの有効期限:
残存有効期間は原則帰国予定時より3ヶ月以上。査証余白欄は見開き2ページ以上必要。
ビザ発給所要日数:
窓口申請・通常申請 日本・ポーランドの土日祝日を除く2週間後; 緊急申請 日本・ポーランドの土日祝日を除く中2日; 郵送申請 同上に郵送日数を足す
就労ビザの延長:
ポーランド共和国で就労ビザ(wiza pobytowa z prawem do pracy)12ヶ月を越えて、引き続き就労滞在を希望する外国人は、ビザ期限切れとなる日より60日以上前に、ポーランド共和国内の県庁で特定期間定住許可証(zezwolenie na zamieszkanie na czas oznaczony)取得の手続きをしなければならない。その手続きの際、提出する書類の一部には、出身国発行の以下の書類が必要となる。
- 戸籍謄本
- 出身国居住地における市役所、区役所の発行する納税証明書
- 出身国都道府県警察本部の発行する無犯罪証明書
なお、特定期間定住許可証取得が就労ビザ期限内にできない場合は、ポーランド共和国内滞在延長は不可能となり、外国人はポーランド共和国を出なければならない。
渡航手続きに関する参考資料
ポーランド大使館
| 正式名 | 駐日ポーランド共和国大使館 |
| 英語名 | Emgassy of the Republic of Poland in Japan |
| ポ語名 | Ambasada Rzeczypospolitej Polskiej w Japonii |
| 所在地 | 〒153-0062 東京都目黒区三田2-13-5
(2-13-5, Mita, Meguro-ku Tokyo 153-0062 JAPAN) |
| 電話・ファクス | TEL. 03-5794-7020(代表)、FAX 03-5794-7024、領事部TEL 03-5794-7040 |
| その他 | 最寄り駅: JR恵比寿駅・営団日比谷線恵比寿駅 (防衛庁技術研究所に向かって徒歩10分)
恵比寿駅・大使館付近地図 大使館付近地図
(地図はマピオンにリンクしています)
|
(2001年12月3日 ポーランド大使館領事部確認済)

海外旅行傷害保険
いろいろな契約タイプがあるので、滞在期間にあわせて加入してきた方がよい。
主な海外旅行保険会社:
AIU保険会社
シグナ保険会社(英語)
エース保険(シグナと提携)
住友海上火災保険
東京海上火災保険
保険市場(ほけんいちば) 海外旅行保険比較一覧
- 日本で加入している生命保険でも、海外渡航中に保障が受けられるものがあるので、出国前に確認し、必要書類を持参する。
- クレジットカードに付帯する保険で済ませる方法もあるが、疾病治療(病気、けがの治療)の補償金額が少ない場合が多いので確認すること。
(2001年6月12日)
参照: Ohtsuka's Home Page

通貨
通貨単位はズウォティ(zloty)で、語源は「金の」という形容詞である。ズウォティは「zl」または「PLN」(polski nowy = polish new)と略される。1995年1月1日にデノミが実施され、旧10,000zlが新1zlに変更された。補助通貨単位はグロシgrosz(gr)で、1zl=100gr.
各紙幣、コインの写真は「ポーランドの通貨」参照
(1997年8月10日)

所持金
ポーランドを旅行する場合、所持金をどのような形で持っていくと良いかは、その旅行の目的、滞在期間の長さによって違ってくる。まず種類としては、現金(円)、現金(ドル、ユーロ等)、トラベラーズチェック(T/C)、クレジット・カード(カードでの支払い)、クレジット・カード(キャッシング)、CITIBANKのキャッシングカード(現地の支店、自動支払機で現金化)、現地で口座を作り現地の支店・自動支払機で現金化、等が考えられる。
- 現金(円): [出国前]成田空港第2旅客ターミナル3階出発ロビー両替所でポーランドを含む31の通貨が取り扱われている。外貨⇔日本円双方向の両替が可能。営業時間は7時半〜21時。
[ポーランド入国後] すべてのカントル(民間両替商)で円を取り扱っているわけではないので注意が必要だが、例えばワルシャワの中心街では、ほとんどのカントルが円を扱っている。円の換算レートは良くないが、日本でドルに換えてポーランドでそれをズウォティに換える手数料を考えると、直接円をズウォティに換えた方が手数料は安い。カントルについては下記参照。
- 現金(ドル、ユーロ等): ドル、ヨーロッパ主要通貨はすべての銀行、ほぼすべてのカントルで扱っている。カントルでは、取引量の多い通貨ほど売買のスプレット(売りと買いの価格差)が小さい。つまり、ドルの交換レートは良い。西欧で使い切れずあまった通貨をもってポーランドにはいる場合は、ドル、ユーロ等であればカントルで他の通貨に換金できる。また、近隣諸国の通貨(例えばルーブル、コロナ、フォリント)の通貨も、ワルシャワ中心街のカントルであれば大抵扱っている。
- トラベラーズチェック(T/C): 買い物でのT/Cの通用度は低い。商店ではほとんど使えない。銀行やホテル等で換金してから使用するが、泊まり客以外の換金を受け付けないホテルや、ドル表示のT/Cであってもズウォティにしか換金してくれない銀行・ホテルがあるので要注意。換金手数料も取られるので注意。ちなみに、Pekao SA銀行ではドル、またはズウォティに換金できるが、AMEXの窓口ではT/Cの額面表示がドルであってもズウォティにしか換金できない。高額の金額を持ちこむときはT/Cが安全。必要額だけ銀行でドルまたはズウォティに換えると良い。
- クレジット・カード(カードでの支払い): ほとんどの主要な店でカードが使える。ただし生鮮食料品店、スーパーマーケットでは使用できない。使用可能な主なクレジットカード: AMEX、VISA、MASTER、DINERS、JCB
- クレジット・カード(キャッシング): もしもの場合に備えて余分なお金を日本から持っていかなくても、いざとなればキャッシングを利用することができる(VISA、MASTER、AMEX他)。下記参照。
- CITIBANKのキャッシングカード(現地の支店、自動支払機で現金化): CITIBANKはポーランドにも支店を持っているので、日本で口座を開き、現地で引き出すことができる。ただし、始めに最低30万円の入金がなければ口座は開くことができない。ワルシャワなどの大都市の場合、街のいたるところに設置されている自動支払機から、現地通貨で引き出すことができるので便利。現地の支店やATM(現金自動預払機)で引き出せるため送金手数料がかからない分、現地の銀行に口座を開設するよりお得だが、口座の残高が最低30万円ないと利子がつかず、逆に毎月手数料が加算さえる。なお、ポーランドのCITIBANKで外国人が新規に口座を開設することはできない(労働許可証がある場合は可能)。
- 海外両替カード: 旅行代理店や大学生協で扱っている海外両替カードを使うと、ポーランド各主要都市市内のATM(現金自動預払機)から現地通貨に両替して現金を引き出せる。たとえば、CITIBANKの「ワールドキャッシュ」の場合、旅行代理店等でパスポートのコピーを添えて申し込むと(手数料1050円)、ワールドキャッシュ・カードが送られてくる。このカードで近くの銀行から海外で必要な額をCITIBANKに振り込むと、その額を限度としてポーランドの24時間使えるATM("CIRRUS"のマークの付いたATM機: CITIBANK、PKO SA、BANK GDANSKI等)からズウォティで引き出せる。残った額は帰国後円のまま引き出せる。100万円まで入金でき2年間有効。海外での引き出し手数料は1回200円、残高照会1回100円。換金レートは当日のCITIBANKの換金レートを適用(ワールドキャッシュ・ダイヤル−24h 044-540-6000)。
ポーランドのATM機。はじめに英語/ポーランド語を選択できる
ポーランドのATM機で利用できるカード、サービスネットワーク
- 現地で口座を作り現地の支店・自動支払機で現金化: 各銀行で外貨口座を開くことができる(外国人はズウォティ口座を開くことはできない)。小さい銀行で口座を開いた場合、日本からの送金が困難な場合もあるので、ポーランド国立銀行(Narodowy Bank Polski)、やBank Pekao SA銀行(Bank Polska Kasa Opieki SA)でつくることが望ましい。通貨申告書に記入されている金額以上の金額は窓口で預金できない。現在支店同士のオンラインシステムがない銀行がほとんどなので、同じ銀行であっても、預金した支店でしか引出しできない場合が多い。口座開設の手続きに数日〜2週間かかる場合もあるので、当座の資金は確保しておく必要がある。長期旅行者には便利。
(2000年4月23日)

両替
両替は、カントル(KANTOR)と呼ばれる民間両替商、ホテルのExchange、銀行等で行う。自由化の進展に伴い、やみドルも基本的には消滅した。
米ドルユーロはどのカントルでも両替できるので便利。日本円を両替していない両替商もあるが、主要銀行・ホテルでは両替可能。
為替レートは比較的安定している。
両替商のレートは、空港でもそれほど悪くない。とりあえず必要な額は空港で替えておくと良い。一般的に、利用客の多い繁華街の両替商ほどレートが良い。また、取引高の高い通貨のレートは相対的に良い。つまり、米ドル、ユーロのレートは比較的に良く、日本円は若干悪い。
最新為替レート(ポーランド国立銀行 NBP)
為替レート計算(xe.com The Universal Currency Converter)

ワルシャワ市内のカントル
(1999年1月19日)

クレジットカードによるキャッシング
もしもの場合に備えて余分なお金を日本から持っていかなくても、いざとなればキャッシングを利用することができる(VISA、MASTER、AMEX他)。
有利な点:
- キャッシングの方が高額の現金を持って旅行するより安全。
- 留学生などがポーランドの銀行に口座を作って日本から送金してもらうケースが良くあるが、日本から送金してもらう場合の送金手数料より、キャッシングの利子の方が一般的に安い(ただし、キャッシングには最高利用限度額が設定されているので確認すること)。
不利な点:
- キャッシングを利用できるのは、ワルシャワの一部の銀行に限られる(例えば、Pekao SA、ホテルのExchange--原則として宿泊者のみ)。前もって利用できる場所を確認する必要がある。
- 現金でもって行くより、利子の分だけコスト高になる。
(解説) AMEXの場合: 日本にある口座から引き落とされる場合、キャッシングを利用してドルを引き出すと、日本の銀行レート並の為替レートで計算される。さらに、1日0.0008767%(年利32.0%)の利子がつく。日割り計算のため、毎月のカードの決済日直前だとほとんど利子が付かない。キャッシング利用日(正確にはセンター処理日。ほとんど同日)がたまたま毎月の決済日直後になり、次の決済日まで実質30日間のキャッシングを受けることになった場合を想定すると、たとえば10万円の利用で2630円の利子がチャージされる。
(1997年5月1日)

渡航手続きに関する参考資料(旧)

海外渡航情報関連サイト
