

ポーランドの牛乳は日本のように殺菌してありません。ほっておけばすぐに発酵してヨー
グルトのようになります。その水分を切ったものがトワロージェク(twarozek)と呼ばれ、
ポーランドの朝食によく登場します。ヨーグルトほど酸味が強くなく、カッテージチーズ
とも違うなめらかな味。日本で作るには、牛乳にヨーグルトを少し加えて発酵させます。
(工藤久代 『ポーランド月報』第40号、1985年7月号より)
工藤久代さんの「作ってみませんか ポーランド料理」
トワロージェクと白チーズ
◆材料
牛乳(成分無調整) 1リットル、ヨーグルト(無糖) 大さじ山盛り2
◆作り方
工藤久代さんのひとこと
トワロージェクの代表的な食べ方は、わけぎや
万能ねぎのみじん切りと塩を加え、黒パンにのせ
るというものです。にんにくのすりおろしと塩を
まぜて食ペることもありますし、デザート風にし
ようと思えばハチミツ、ジャム、果物シロップ(前
回の青梅シロップのような)を入れます。牛乳を
そのままで飲むよりからだにいいということでしょう、
よく朝食に出されます。水分の切り具合、
つまりトワロージェクのやわらかさの微妙な違い
に各家庭の味があるといわれます。「コゲルモゲ
ル」という愉快な名前の離乳食もトワロージェク
から作るんですよ。ゆのみ1杯くらいのトワロー
ジェクに卵黄を1個、砂糖かハチミツですこし甘
味をつけてよくねるんです。
白チーズの方は、サラダに使ったり、ケーキに
したり。白チーズで作るチーズケーキ2種を、次
号でご紹介しますからご期待下さい。
布に入れてつるした時に下に落ちる、レモネー
ド色の水ですが、ポーランドの人たちは捨てずに
とっておいて洗顔につかったり、やけどに塗ったり
していました。甘味をつけて飲むこともできます。

(挿し絵: 武井摩利)

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