ポーランド料理


工藤久代さんの「作ってみませんか ポーランド料理」


じゃがいものピズィ(Pyzy)


  

 ポーランド料理といえば肉料理とじゃがいもを連想する方が多いようです。本当はそうばかりでもなく、 他にもいろいろあるのですが。といいつつも、今月はじゃがいも料理と相なりました。不思議な味のするじゃがいものだんご、ピズィ(pyzy)です。

材料
 じゃがいも 約1kg、片栗粉 大さじ1

作り方

  1. じゃがいもの皮をむく。900g位になるので、 これを300gと600gに分け、600gの方は水にさらしておく。
  2. 300gの方を適当な大きさに切って水からゆで、柔らかくなったら、 熱いうちにポテトマッシャーかフォークなどを使ってつぶす。 完璧を期したい方は裏ごしを。 つぶしたら冷ましておく。
  3. 600gの方を、おろしがねですりおろす。水気が多いので、 手のひらで少ししぼる。しぼりすぎてもいけない。 じゃがいもをすったものは色が変わりやすいので、 この段階以降は手早くやるのが大切。
  4. 2.と3.をあわせ、片栗粉大さじ1を加えて混ぜる。
  5. なべにたっぷり湯をわかし、塩を加える。4.のじゃがいもを直径3cm ほどのダンゴ状にまるめ、まん中をくぼませる。 これを煮立った湯におとし、浮いてきてからしばらく したところですくいあげる。
  6. ソースをかけていただく。ソースは市販のソースでもよいし、 ハヤシライスのソースやミートソースの残りがあればそれでよい。 また、ベーコンやひき肉と玉ねぎのみじん切りを炒めたものをまぶしてもおいしい。 他に、溶かしバターをかけて青みを散らすとか、サワークリームでソースをつくるなど、 好みに応じて自由に。


 じゃがいもをすりおろすのが少し手間かもしれませんが、あとは面倒なことの何もない 簡単なお料理です。ゆでたじゃがいもと生のじゃがいもの割合を1:2にすればよいので、 分量もご家庭によって調節自由でしょう。我が家では大量に作るときはおろしがねでなく ミキサーにかけてしまいます。余ったピズィはゆでてから冷凍します。使うときにはゆで直すか、 電子レンジにかけるかします。
 ピズィは本来、肉料理のわきに添えるつけ合わせなので、それ自体に味をつけることはしません。 肉の方にソースかグレーヴィがかかっているわけですから。 朝食などでピズィだけを食べるときには、ベーコンとか、豚の脂身を細かく切って ニンニクと炒め塩味をつけたものをかけたりしていますね。ソースによって味の変化が楽しめる、 味わい深い食べ物をもいえるでしょう。
 今ポーランドでは冷凍ピズィも売っているそうです。



(挿し絵: 武井摩利)


(工藤久代 『ポーランド月報』第50号、1986年5月号より)



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