
IP(イー・ペー)
COPYRIGHT 1997-2002 by Masahiro Taguchi & Megumi Yagi

正式名: Uniwersytet Jagiellonski Instytut Polonijny
英語名: Jagiellonian University Polonia Institute
所在地: ul. Jodlowa 13 Krakow-Przegorzaly, 30-252 POLAND
Tel: 421-98-55, Fax: 421-98-77(クラクフ市外局番012)
(日本から)Tel: +48-12-421-98-55, Fax: +48-12-421-98-77
Home Page: http://www.uj.edu.pl/Polonia/
E-mail: office@apus.filg.uj.edu.pl (Director Professor Wladyslaw Miodunka)
授業料: $3,200(年間)

丘の上の城がIP (撮影: わんちょ 2000.04.23)
クラクフの中心部(rynek)からかなり離れた場所にある。Salwator行きのトラム(1、2、6など)に乗り終点の一つ手前で降ります。そのバス停の近くにプシェゴジャーウィー(Przegorzaly)行きのバス(何番でもよい)で4、5分行った場所で降り、そこから山(丘)の方にある城の方向へ歩く。かなり急な坂道なので、7、8分かかる。Salwatorにはタクシー場もあるので最初はタクシーを使った方がよいかも知れない。山を登り、左側に見える建物が学校(上画像参照)。そして、その奥にあるのが語学学校の生徒の寮である。
学生数は約100名。国籍は、日本、アメリカ、ロシア、ハンガリー、ドイツ、イギリス、フランスなど。1クラスは多くて15名。全部で7クラスある。ここは治安がよく、身の危険を感じることはない。女性でも安全に生活できる(しかし夜間の外出が避けた方がよい)。
申込方法: 入学資格は高校卒業以上の者。手続きは日本のポーランド大使館を通じて行われるので、まず大使館に資料を請求する。資料が届いたら、申込用紙に必要事項を記入し大使館に送付する。入学許可の回答がなかなかこない場合、こまめに大使館に連絡する方がよい。手続きに日にちがかかるのでなるべくはやくから動く方がよい(2月くらいには)。
ポーランド入国後: クラクフに到着し学校に来たら、まず学校の2階の奥の秘書室(sekretariat)*で手続きをする。英文の卒業証明書の他、ポーランド大使館でいわれた書類をもっていく。このとき寮の手続きをすることになるが、到着当日に入寮できるとはかぎらないので、クラクフのホテルに宿泊しなければならないこともありうる。入学金はUJ指定の銀行へ振り込むが、その際必要な書類を秘書室でもらう。銀行で受取書を受け取ること。また、振込に際し、持込外貨申告書が必要なので、必ずポーランド入国の際記入してスタンプを押してもらうこと。その他質問があれば何でも秘書(英語可)に聞けば、教えてくれる。
*秘書室 オフィスアワー 8:30〜15:00(昼休みを除く)、土・日休み
寮(Hotel Studencki): この学生寮は語学学校専用で、学校のすぐ横にある。クラクフの中で一番設備が整っているので基本的にはここに住んだ方がよい。夏はホテルとして営業しており、一般客やUJ系の研究会などにも使われている。寮よりホテルといった感じ。寮費は月額190zl(2000.10.09現在)。部屋は2人部屋で割と広い(バス・トイレ付)。布団、シーツも備え付けられている。電話が各部屋に付いていて、直通で国内、国外へかけることができる。Kuchnia(台所)は共同。お湯がでないときがよくある。治安はよい。
問題は、街から遠いこと、ポーランド人とのコミュニケーションがとりにくいことがあげられる。
食事喫茶: 学校の0階(日本の1階)にレストランrestauracjaがあり、昼食obiad(1:00〜3:00)がとれる(6zl。あまり美味しいとはいえない)。朝食、夕食は寮の下に食堂bar(8:00〜12:00、5:00〜9:00)があり、バルシチや鶏肉料理などが食べることができる。ここでジュースやタバコも販売している。地下に喫茶店kawiarniaがありアルコール類も飲むことができる(〜午前0時)。
山を降りたところにスーパーマーケットがあるので自炊も可能。
その他: 荷物は寮の受付に届く。トイレットペーパーや電球などは受付でもらうことができる。
寮(Piast): 中心街に比較的近い学生街にある学生寮Domu Studencki。この寮からI.B.P.に通うには45分ほどかかる。ポーランド人のルームメートがよいという人や、ポーランド人とコミュニケーションをとりたい人はここに住んだ方がよい。治安は悪くない。ここに住むにはUJの外国人科に申請書podanieを提出することが必要(寮費は月額160zl−2000.10.09現在)。昼食は学生食堂stolowkaでとることができる(一般 4.50zl、学生 2.50zl)。夕食は寮内にある中華料理や軽食堂buffeにて食事ができる。その他寮内には、喫茶室、キオスク、文房具屋、理髪店がある。
所在地 ul. Piastowska 47, 30-067 KRAKOW tel. 37-49-33、fax37-21-76
ビザ: 観光ビザで入国した場合、滞在日数は90日なので、ポーランドにて学生ビザを取る。秘書室で申請書をもらいビザオフィスで手続きをする(パスポートも提出)。所要日数は約1週間。
また、ポーランド国外にでる場合(日本に一時帰国するときも含む)にも再入国ビザが必要なので、これもまた秘書室にて申請書をもらってビザオフィスにて手続きをする。
銀行・両替: クラクフで外国人が口座をもてるのは、Bank P.K.O.のみである。両替はクラクフ市内までいって行う。
クラス分け: 最初にテストを受け(筆記と口頭)、レベルに応じてクラス分けをされる。
- レベル0〜3 初心者
- レベル4〜6 上級者(両親がポーランド系の人、ポーランド語を話すことはできるが書くことができない人が多い。)
ただし、授業についていけないときや、教師とあわないときは、授業開始後1週間の間に担任か校長に申し出るとクラスを替えてもらうことができる。
授業時間: 8:30〜10:00、10:30〜12:00、12:15〜13:45
・1コマ90 分。一日多くても3時間。
・午後に講義wyklad がある。
授業内容:
1学期(10月〜2月上旬)
Jezyk Podstawowy(文法)週5コマ
Jezyk Pisany(作文) 週2コマ
Komunikacja(会話) 週2コマ
Rozumienie(読解力) 週1コマ
Slownictwo(語彙) 週1コマ
2学期(2月中旬〜6月上旬)
基本的に1学期の授業と同じであるが、Rozumienie(読解力)の授業がなくなり、自分で選択したコースの講義wykladを週2コマうける。コースは人文、医学、工学、文法、経済の5つがある。ただし、UJや他の大学に進学する場合、文法のコースをとることはできない。
試験: 5週間に一度試験がある(1学期に3回、2学期に3回の計6回)。そのうち学期末におこなわれる試験は重要である(口頭試験があるときもある)。学期末の試験を受ける条件として教師より履修認定zaliczeniaをもらっていることが必要である。履修認定は授業を1/3以上欠席した場合、または2回の試験結果が悪かったときなどもらえないこともある。
講義(wyklad): 2学期から、授業後に講義(wyklad)がある。当然、難しいが大学の講義に比べれば易しい。
UJの講義も基本的に受講できる。この場合秘書に申し出ること。できれば2学期からうけた方がよいといえるであろう。
教科書: 各教師が決定する。教科書は学校の図書館で貸出している。あるいは購入できるものもある。学校にてUJがだしている問題集なども販売している。>
インフォメーション: 授業の変更等はインフォメーションを通して伝えられるので、必ずこれを見ることが必要。
修了後の進路: 修了証書dyplomがあれば、UJにはテストなしでいけるが、その他の単科大学へいくには修了証書の他に入学試験をうけなければならない。
受講した印象: 教師についていうと、一番重要である文法の授業は若い教師が教えることが多い。不慣れだったり、学生を平等に扱わないときもある。教師の質からいうと、ウッジの語学学校が一番よいようだ。しかし、生活環境がよく、ゆったりと生活できること、授業のカリキュラム等それほどきびしくないこと、文化芸術にふれる機会の多いクラクフに近いなどという理由から、IBPは日本人に適しているといえるであろう。
(伊佐見康成・IBP留学 1994.07; 改訂 富山登代・ヤギェウウォ大学 1998.12)
追加情報
- 授業料の支払いは学校の事務室で用紙をもらって銀行に振込みにいきます。手数料が50ズウォティほどかかるので注意 !
- ホテルの宿泊料は1日約6ズウォティの計算です。月額は190zl。電話代を1日と15日に支払います(1日と15日に利用明細がもらえます)。基本的にこの寮は授業があるときしか泊れないので、夏休みはPiastの寮に引っ越すことになるかもしれません。部屋はきれいで広いけれど(私はルームメートいません)寒いです…。暖房が充分ではありません。自分で暖房を買っている人もいるようです。
- 平日は14時半と15時半にヤゲウウォ大学の講堂前までマイクロバスがでます。このバスは先生や職員が優先になるので、時には乗れないことも…(乗れるのは11人程度)。
- テキストは全部Biblioteka(図書館)で借りられます。書き込みはできないけれど、全部タダ !
- 1日3限(1限[8:30〜10:00]、2限[10:30〜12:00]、3限[12:15〜13:45])あり、そのあとオプショナルの講義がいくつかあります。このオプショナルの授業は学生が5人以上集まらないと開講されません。木曜日は歴史や文化の授業が中心。英語による歴史の授業もあります(上のクラスだとポーランド語による授業になります)。
- 一番上のクラスには日本人の方が2人いますが、主に文学的な文章を扱っているのだそうです。毎週作文の宿題やCwiczeniaがたくさんでてる様です。5番目のクラスから一番上のクラスにかけてはほとんどレベルの差はないようです(先輩談)。
- 洗濯機と乾燥機もワンフロアに1個ずつあります。ここの洗濯機&乾燥機はなかなか有能です。洗濯機/乾燥機は無料、掃除機はフロントで借りられます。
- 部屋の電話を使ってパソコンをつなげます。(毎日メールチェックして)15日間で20ズウォティ前後です。パソコンルームは15時半で閉まってしまいます。
- キッチンはワンフロアに1個。冷蔵庫もあります。山のふもとに1軒お店がありますが、あまり大きくはありません。バスとトラムを乗り継いで30分ほど行くと、Jubilatという結構大きなスーパーマーケットがあります。多くの人が利用しています。あとは1時間半以上かけてもっと郊外に出ると、フランスから進出してきた超大型スーパーマーケット『カリフール』があります。ここに行けば安値でたくさんのものが揃うから大変便利です。
- 学校側はホームステイの斡旋をしていない。ピャスト、プシェゴジャーウィなどで自分で部屋を借りている受講生もいる。ちなみにピャストは1月160ズウォティ(部屋をシェアする場合)。ホームステイが希望ならば、自分で探すしか方法はないと思います。
- ここの学校は7クラス設けていますが、グループ1、2、3、4、6はKurs ogolnyで(= 文法の解説がある)、グループ5、7は人文系の文章を読みます。グループ6、7はポーランド系の人ばかりで、ほとんどネイティブです。2000年10月期からは全部で8クラス。レベル3まではテキスト”Czesc !Jak sie masz ?”を使うらしい。2000年10月期は日本人が全部で7人。あとはアメリカ人が異常に多い。IPのホテルの方は英語圏の生徒ばかり(ポーランド語を本格的にやりたいひとはPiastへ !)。クラス分けのテストは以下のようなもの: 筆記試験…文法、読み、書き(結構難しかった…)。コミュニケーション…1対1で簡単な質疑応答。午前中には終わってしまう、すごく簡単なものです。
- グループ2の場合、Kurs ogolnyは週に6コマ。文法を主にやります(先生がさっさと解説して、練習問題を解く)。このセメスターでは比較、動詞の体、仮定法、受身、能動形動詞、数の数え方…itdをやりました。宿題はほぼ毎日出ます。簡単な練習問題です。この授業は文法だけでなく、歌を歌ったり、映画を観たり、討論をします(ヨーロッパの人は話す訓練が出来ているので、私はなかなか発言する機会がつかめなくて、いつも苦労しています)。
作文の授業(週1コマ)は先生がプリントを作ってきて、接続詞とか前置詞、イディオムの解説をします。1人ずつあてていって、例文を作らせます。宿題もどっさり出ます(手紙を書いたり、授業でやった言葉を使って例文を書いたり、などなど)。
コミュニュケーションの授業は週に2コマ。1時間は『Uczymy sie polskiego』という学習ビデオを見て、そこで出てきたフレーズをリピート。
もう1時間はそのビデオの発展学習。2人1組で会話文を作って発表します。リーディングの授業は、いきなりプリントを渡されて『読め』。その議題についてひたすら討論。その後、文章の中に出てきた重要語の解説です。
- 一日のスケジュール
語学の授業(月/火/水/金)は8:30AM〜10:00AM、10:30AM〜12:00、12:15PM〜1:45PMまで。月曜はすべて10:30AMからスタートです。木曜は歴史の授業が2コマ(8:30AM〜12:00)。1:45PM以降は、語学以外の講義です(一番遅い講義で5:30PMです)。
主な科目
○Literature and Society.Selected Topics from the 20th Century Polish Literature
●Ethnicity, Religion and Nationalism in Central Eastern Europe
○Historia literatury polskiej
●Co tam panie w polityce ... ?
○Polish Women : Between Tradition and Challenges of the 21st Century
●Matka Polka vs. Business Woman.
○Translating Literature for Language Learning
●Od Balcerowicza do Balcerowicza.Przemiany ekonomiczne
○Wybitni polscy rezyserzy filmowi
●Historia filmu polskiego
○Sprawa Polski w U wojnie swiatowej
たくさんの科目がありますが、5人以上参加希望者がいないと開講しません。英語の講義もありますが、読むものがたくさんありすぎて、大変だそうです。映画の授業はオススメらしいです。学期に2回、映画についてのエッセイ(もちろんポーランド語)を提出すればいいそうです。博物館によく見学にいく講義もあります。
(熊倉優子・東京外国語大学/IP留学 2000.06.12 2000.10.09修正・追補)

夏期講座
ヤギェウウォ大学言語・ポーランド文化スクール
The School of Polish Language and Culture
トップページ
http://www2.uj.edu.pl/SL/
夏期講座
期間:
Aコース: 7月1日−7月28日
Bコース: 7月1日−8月12日
Cコース: 7月1日−7月21日
Dコース: 7月24日−8月14日
費用: 995USD〜1749USD
http://www2.uj.edu.pl/SL/programpl.html (ポ語)
http://www2.uj.edu.pl/SL/program.html (英語)
Szkola Jezyka i Kultury Polskiej
ul. Garbarska 7a, 31-131 Krakow Poland
Tel. +48(12) 421-36-92
Fax +48(12) 422-77-01
E-mail: plschool@jetta.if.uj.edu.pl
詳しくは、e-mail、ファクスまたは電話でお問い合わせ下さい。
(2002.04)
