

(工藤久代 『ポーランド月報』第34/35号、1985年1-2月号より)
工藤久代さんの「作ってみませんか ポーランド料理」
サワークラウト(Kapusta Kieszona)
長く厳しいポーランドの冬、生野菜はほとんどとれませんから人々は夏や軟のうちか
ら保存野菜作りにせいを出します。野菜の塩漬け、果物のシロップ漬け−−。今回は
塩漬け発酵キャベツをご紹介しましょう。ドイツ語ではザウアークラウト(カタカナ
では英語読みでサワークラウトとも書かれます)というごとくドイツ人の食卓にもし
ばしば乗る食物で、純粋ポーランド産料理ではないのかもしれませんが、ポーランド
人が非常によく食べるものですから登場させることにしました。ビタミンCがとても
豊富、繊維分もたっぷりです。
◆材料
キャベツ 5kg(5〜6個)、A(塩 100g、水 5カップ、粒コショウ 5〜10粒、クミンシード 小さじ1、月桂樹の葉 2枚、(好みで)赤トウガラシ 丸のまま1本)
◆作り方
このサワークラウト、前回ご紹介したビゴスの
材料、と覚えておいでの方もいらっしゃるでしょ
うが、このまま食べてもおいしいものです。ソー
セージ料理のつけ合わせにはよく合います。汁に
もビタミンCが多いので、いっしょに食べてもよ
し、汁だけをスープに入れて微妙な酸味づけに利
用することもできます。
ポーランドでは、キャベツを漬ける頃になると
キャベツ刻み器をかついだ刻み屋さん(?)が各
家庭をまわるんです。かんなを巨大にしたような
その刻み器の上でキャベツを往復させると、みる
まにせん切りキャベツの出来上り。見ていても楽
しい光景でした。似たような刻み器がドイツにも
あるのを先日のテレビ番組で紹介していたそうで
すね。
漬ける時の注意ですが、容器が小さすぎると水
が上がってあふれますから、キャベツを全部入れ
ても7分目くらいでおさまるような器を使って下
さい。

(挿し絵: 武井摩利)

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