

復活祭(イースター)はクリスマスと並ぷキリスト教の祝祭です。今回のポーランド料理は、「イースターになるとたくさん作って食べた」(工藤久代さん)掲げ菓子のファヴォルキ(faworki)です。またの名をフルスト(chrust)といい、どちらも「枯れ枝」を意味する名前ですが、薄いキツネ色の上に粉砂糖がまぷさった姿はたしかに粉雪をかぷった枯れ枝を思わせます。食べてみるとサクッと軽い口あたり。掲げるときにふくれるさまも、なかなか楽しいものです。
(工藤久代 『ポーランド月報』第37号、1985年4月号より)
工藤久代さんの「作ってみませんか ポーランド料理」
ファヴォルキ(Faworki)
◆材料
小麦粉(薄力粉) 150g、ベーキングパウダー 小さじ3分の1、サワークリーム 大さじ3、卵 1個、塩 少々、洋酒(ウォッカ、コアントロー、キルシュなど。焼酎でもよい) 大さじ1、粉砂糖(パウダーシュガー) 40g位
◆作り方
お菓子作りのコツは、最初に粉をきちんとふる
うこと。これをサボるとうまくいかないことが多
いですから。ケーキ用粉ふるいなんていうものが
なくても、裏ごし器や網ザルでも良いのです。
生地をこねてみたところで、べとつくようなら
粉を少し足し、逆に柔かさが足りなければ洋酒を
加えてみて下さい。
ポーランドの料理の本には、「粉砂糖にバニラ
をまぜてまぷす」と書いてあるので、「バニラエ
ッセンス」でない本物のバニラが手にはいる方は
試してみられるとよいのでは?

(挿し絵: 武井摩利)

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