ポーランド料理


工藤久代さんの「作ってみませんか ポーランド料理」


ファヴォルキ(Faworki)


 復活祭(イースター)はクリスマスと並ぷキリスト教の祝祭です。今回のポーランド料理は、「イースターになるとたくさん作って食べた」(工藤久代さん)掲げ菓子のファヴォルキ(faworki)です。またの名をフルスト(chrust)といい、どちらも「枯れ枝」を意味する名前ですが、薄いキツネ色の上に粉砂糖がまぷさった姿はたしかに粉雪をかぷった枯れ枝を思わせます。食べてみるとサクッと軽い口あたり。掲げるときにふくれるさまも、なかなか楽しいものです。

材料
 小麦粉(薄力粉) 150g、ベーキングパウダー 小さじ3分の1、サワークリーム 大さじ3、卵 1個、塩 少々、洋酒(ウォッカ、コアントロー、キルシュなど。焼酎でもよい) 大さじ1、粉砂糖(パウダーシュガー) 40g位

作り方

  1. 小麦粉とベーキングパウダーをあわせてふるう。
  2. 1の粉をボウルに入れ、サワークリームを加 えて指でまぜる。よくまざってポロポロしてきた ら、卵、温、洋酒を入れてこねる。耳たぷ位のや わらかさになる。
  3. 打ち粉をふった台の上で、めん棒で薄くのばす。 厚さ1mm位。めん棒にも打ち粉をつけるのをお忘 れなく。台が小さい場合は2〜3回に分けてのばす とよい。
  4. 3を3cmX15cm位の大きさに切り、まん中に 切れ目を入れて手綱こんにゃくの要領でねじる。
  5. 掲げ油(新しい油を使うこと)を180度程度に 熱し、4の両端を持ってすこし引っぱる感じでの ばして油の中へ入れ、はしでかえしながら両面が 薄めのキツネ色になるまで掲げて取り出す.
  6. 冷たくならないうちに粉砂糖を茶こしに入れ てふりかける。


 お菓子作りのコツは、最初に粉をきちんとふる うこと。これをサボるとうまくいかないことが多 いですから。ケーキ用粉ふるいなんていうものが なくても、裏ごし器や網ザルでも良いのです。
 生地をこねてみたところで、べとつくようなら 粉を少し足し、逆に柔かさが足りなければ洋酒を 加えてみて下さい。
 ポーランドの料理の本には、「粉砂糖にバニラ をまぜてまぷす」と書いてあるので、「バニラエ ッセンス」でない本物のバニラが手にはいる方は 試してみられるとよいのでは? 



(挿し絵: 武井摩利)


(工藤久代 『ポーランド月報』第37号、1985年4月号より)



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